クックパッド経営めぐり内紛?

レシピサイトを運営するクックパッドは1月19日、創業者で筆頭株主の佐野陽光氏から取締役刷新を求める株主提案を受け取ったことを明らかにした。佐野氏は同社取締役を務めているが、現在の経営方針を「大きな歪みが出てきている」などと批判しており、昨年11月には社長に再び就任する提案をしていたという。
クックパッドが開示した資料によると、提案株主は佐野氏ら4人。佐野氏のほか、カヤックの柳澤大輔CEOら計8人を取締役に選任するよう求めており、3月下旬に開催予定の定時株主総会に提案するという。
佐野氏は提案理由で、同社の現状について「基幹事業である会社事業や高い成長性が見込まれる海外事業に経営資源を割かず、料理から離れた事業に注力するなど中長期的な企業価値向上に不可欠な一貫した経営ビジョンに大きな歪みが出来ている」と批判しているとのこと。
クックパッドによると、佐野氏は昨年11月、新しい事業プランと自らの社長就任を提案。これを受けて同社は社外取締役による「特別委員会」を設け、提案について検討したという。
同社は昨年11月以降、特別委員会について情報を開示している。それによると特別委は「遂行中の経営計画を推し進める事業戦略上の選択肢と、遂行中の経営計画を段階的に見直し、会員事業と海外事業に経営資源を集中していくことを中心とする2案」について検討し、現方針を遂行する用取締役会に勧告したという。
佐野氏は提案理由の中で「一部の取締役は唐突に特別委員会なる組織を設置し、必要性もないのに多額の費用をかけて得た専門家の意見を濫用し、公正中立を装った『勧告書』なる文書を発して現在の自らの経営を正当化するなど、当社内に不要な亀裂と混乱を生じさせている」と批判しており、取締役の刷新で社内の混乱を収束し、社内一体となって企業価値向上につながる経営を実践するために提案を提出するとしている。
今後、佐野氏と特別委が和解する方向にはなるのだろうか…。